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スカルプシャンプーがもたらす作用を徹底解説!

スカルプシャンプーには様々な種類がある

スカルプシャンプーは、乱れた頭皮の状態を正常に戻すためのシャンプーです。また、様々な種類のスカルプシャンプーが発売されており、それぞれ成分や作用も違います。質の良いスカルプシャンプーは余分な皮脂や汚れを洗い流すだけでなく、血行促進や毛母細胞の活性など、薄毛の改善や育毛促進の作用が期待できるシャンプーもあります。

スカルプシャンプーの作用と仕組みを理解する

  1. 毛母細胞を活性化させる成分と作用

    弱った毛母細胞に栄養を与えて細胞を活性化し、新陳代謝を高めて新しい細胞への生まれ変わりを促進する働きをもつ主な成分は次のとおりです。

    アルガニアスピノサ芽細胞エキス
    真皮の幹細胞を保護して活性化させ、頭皮が健康になる
    皮膚の自己修復力を高めてくれる
    サッカロミセス溶解質エキス
    細胞を活性化し、抗酸化を高める
    保湿効果を高めながら頭皮の水分量を増加させる
    皮脂と融合することで頭皮を保護する

    そのほかにもショウガ根エキスやオタネニンジンエキスなども毛母細胞を活性させる天然由来の成分で、頭皮に優しいスカルプシャンプーに配合されています。

  2. 血行促進の作用がある成分

    毛髪の成長を促すためには、毛母細胞に栄養を正常に届けなければなりません。栄養が行き届かないと髪の毛は痩せ細って抜け落ちてしまいます。栄養を満遍なく行き渡らせる通路が頭皮をめぐる血管です。毛母細胞を活性化させるためには栄養の通り道となる血管を拡張し、血行を促進させる必要があります。

    ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド(ミノキシジル誘導体)
    頭皮の血行を促進する
    代謝を活発にして頭皮を再生する
    毛母細胞を活性化する
    酵素物質5αリアクターゼの分泌を抑えて男性ホルモンを制御する
    頭皮を健やかにして抜け毛の防止に役立つ
    毛髪のハリやコシを回復する
    オタネニンジン根エキス
    血行を促進する
    新陳代謝を活発にする
    保湿効果やフケの防止
    酵素物質5αリアクターゼの分泌を抑えて男性ホルモンを制御する
    クララエキス
    血行を促進する
    毛根細胞を活性化させる
    抗菌や殺菌作用が期待できる
    細胞を活性化し、抗酸化を高める

    そのほかにもセンキュウエキスやショウガ根エキス、グリシンなども血行促進の作用が期待できる成分で、良質なスカルプシャンプーには血行促進の成分が豊富に含まれています。

  3. 男性ホルモン抑制の作用が期待できる成分

    M字ハゲや前頭部の薄毛の男性はAGA(男性型脱毛症)の可能性があり、この現象は男性ホルモンの過剰分泌や不健康な生活習慣などが影響しています。男性ホルモンの「テストステロン」が酵素物質「5αリダクターゼ」と結びつくことで「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変換し、抜け毛や薄毛を引き起こす仕組みです。

    このDHTが頭皮の皮脂腺にある「アンドロゲン受容体」と融合すると皮脂が過剰に分泌してしまい、毛穴をふさいでしまうことで毛根の働きが弱くなるのです。抜け毛の原因となる男性ホルモンを制御するために、酵素物質の5αリダクターゼの分泌を抑える成分を配合したスカルプシャンプーもあります。

    ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド(ミノキシジル誘導体)
    頭皮の血行を促進する
    代謝を活発にして頭皮を再生する
    毛母細胞を活性化する
    酵素物質5αリアクターゼの分泌を抑えて男性ホルモンを制御する
    頭皮を健やかにして抜け毛の防止に役立つ
    毛髪のハリやコシを回復する
    オタネニンジン根エキス
    血行を促進する
    新陳代謝を活発にする
    保湿効果やフケの防止
    酵素物質5αリアクターゼの分泌を抑えて男性ホルモンを制御する

    そのほかにも、アロエベラ葉エキスやカンゾウ根エキス、アルガニアスピノサ芽細胞エキスなども男性ホルモン抑制の作用が期待できる成分です。

  4. スカルプシャンプーの洗浄成分

    良質なスカルプシャンプーは、適度な洗浄力と弱酸性の低刺激が特徴です。洗浄力が強すぎるシャンプー必要な皮脂を排除してしまい、頭皮の状態を乱す原因になるので要注意。といっても洗浄力が弱いのも好ましくなく、余分な皮脂や汚れが残って頭皮の清潔を保てなくなるでしょう。スカルプシャンプーに求められる洗浄力は「弱酸性の成分」です。肌への刺激が少なく、逆効果にならないスカルプシャンプーを選ぶことが重要です。

    ●アミノ酸系の洗浄成分

    代表的な成分が、ココイルグルタミン酸2NaやココイルサルコシンNa、ラウロイルグルタミン酸NaやココイルメチルアラニンNaなどです。泡立ちの物足りなさは感じますが、頭皮への刺激が少ない成分です。

    ●グルコシド系の洗浄成分

    植物由来の糖分「グルコース」から生成された成分で、適度な洗浄力と頭皮や毛髪への刺激が少ないという特徴があります。主に、ラウリルグルコシドやデシルグルコシドが代表的です。そのほかにもコカミドプロピルベタインやコカミドDEA、デシルグルコシドやスルホコハク酸(C12-14)パレス-2Na、ラウリミノジプロピオン酸Naなども頭皮に優しい洗浄成分です。

総合的に作用が期待できるスカルプシャンプーを選ぶ

薄毛や抜け毛は様々な要因から起ることが多く、ピンポイントに狙いを定めて育毛に取り組むのは難しいです。生活習慣やストレス、男性ホルモンや頭皮の環境が悪化など原因は一つではありません。

そのため、単体の成分で良い・悪いを判断するのではなく、含まれている成分を総合的にチェックし、全体的に頭皮のケアや育毛促進の作用が期待できるスカルプシャンプーを選ぶことが重要となります。毛母細胞の活性、血行促進、男性ホルモンの抑制、頭皮への刺激が少ない洗浄成分が配合されているかを確認し、すべてクリアできるスカルプシャンプーが理想的と言えるでしょう。

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